CWニコルさんがシュウハウスに♪

こんにちは。岡崎(紫)です。

今日も強い寒気が日本の上空に居座っていたようで、突き抜けるような寒い
一日でしたが、皆さま、心温かい一日を過ごされましたか?

本日は先日CWニコルさんがシュウハウスを訪問してくれた時のことを
お伝えしたいと思います。
みなさんもニコルさんをテレビでおみかけしたことがあるかと思います。

 

 

 

 

作家でナチュラリスト。そしてクリスマスにはSt,ニコラスとなり
子供たちに夢や希望を与えています。また保護活動家として
地域本来の森や川、海などの自然環境を取り戻すことに力を
注いでいる、とっても素敵で、私の尊敬する人物です。

そんなCWニコルさんと当社の会長(岡崎洋一郎)は30年近く親交があり、
高知に来られたときはいつも楽しい時間を過ごさせていただいています。
(余談ですが私の娘は2歳でニコルにお会いし、それからニコルの大ファン!
「ニコルが外国人だから英語を習う!」といい、留学するほどの英語好きに♪
もちろん17年経った今でもニコルと英語が大好きです)

写真(当社にて)

右:CWニコル
左:会長の岡崎洋一郎
後:社長です

 

今回はシュウハウスのサンクスショールームを一部屋一部屋ご案内させて
いただいた後、森と川の自然について、ニコルさんよりお話ししていただきました。

『日本は美しい森にあふれていました』

 

 

 

 

日本はもっとも生物の多様性に富んだ風土を持つ国だそうです。
そこに住まう人々は自然を愛する繊細な文化を持っていましたが、
高度経済成長期以降、経済の発展のために、その自然の素晴らしさに
背を向けるようになっていったこと。

樹齢400年以上のナラ、ブナ、トチなどの大木が一瞬にして切り倒され
杉やカラマツの植林地になってしまったこと。しかもその植林された森が
またもや経済的な理由で放置され、今や荒れ果てている。

 

 

 

 

人間の都合に合わせた自然につくりかえられてしまった森は
野生動物を棲まわせたり、水をきれいにしたり、土をつくったりする
豊かな力を失ったと教えてくれました。

『森を再生したい!』

一見緑に覆われているように見えながら、生態系としてのバランスを
崩してしまった日本の森をなんとかしたい。
大好きだった、美しかった本来の日本の森に戻したい。

心から愛する日本のために力を尽くそう、と心に決めその思いで
立ち上がったのだそうです。
そして「放置され荒廃した森を再生させる」こと、「森は人の手で豊かに
よみがえる」ことを実践しているそうです。さまざまな生き物が共に暮らせ
る森になる」には、人の手と長い時間が必要なんだそうです。

 

 

 

 

『100年後の森のために今できることを。』

森をよみがえらせるには長い時間と多くの手間ひまが必要だそうです。
≪ひとが手を加える≫ということに疑問を感じた私はニコルに伺いました。

すると、人が手を加えることは決していけないことではない
自然の法則にのりさえすればよいだけなのだと。
そして間伐は必要なことなのだと教えてくれました。

まずは、荒れ放題だった森の間伐を行い、一本一本に養分が行き渡り、
充分な陽の光が当たるようにしたそうです。それは、丈夫で、まっすぐな
木が育つようにするためでもあり、他にも、杉や桧の山を間伐をしないで
そのままにしておくと、地表の土がそのまま露出し、木の根を力強く張らす事や
水を蓄える力をなくし、洪水、山崩れ、倒木といった災害を引き起こす
原因にもなるのでそういったことを防ぐためでもあるのだそうです。

『豊かな森からは継続的な恵みを得ることも』

小鳥たちが好んで巣を作る茂みだけを残して、地面を覆う下草をはらい
風通しをよくし、地面まで日光が届くようにすれば、そこにはさまざまな花
や 若木が育つそうです。木々に絡みついて枯らしてしまうツル植物は丹念に
切り払ったそうです。しかしヤマブドウやアケビ、サルナシなど、クマや鳥たち
の好きな実がなるものは残すようにしたそうです。

 

 

 

 

今後も森の再生のために、さらに知識を深めて、生物多様性を高め、
木々を質量ともに向上させていくつもりだと。木々は成長するにつれ、
より多くのスペース を必要とするようになります。良質の木を育てるには
よく吟味して、選択伐採を行うことが大切なのです。伐りだした木材は、
高級家具の材料として活かすことできるのだと。

 

 

 

 

間伐材に菌を植えつけ、栄養たっぷりで、安心して食べられる、おいしい
キ ノコも育て、利用した木は、最後には分解されて腐植土となる。
いい土を蓄えた森は山菜の種類も豊富という風に良い循環をするようになる。
これまでも、クマやヤマネ、鳥、植物、昆虫、水質・地質の調査を奨励、支援
され、今後も引き続き、この森を教育、調査、研究、そして人々の 心を癒す場
として活かしていきたい。願わくば、私たちと同じように森を育てたいと志す方々に
参考にしていただきたい。とおっしゃいました。

何より、この森は「一体感」を与えてくれました。私が世を去った後もこの森は
永く生きつづける、そう思うことで心がどれほど穏やかになることか。外国人で
あった私は、ようやく名実ともにこの国の一員となれたと感じています。

そうニコルさんは語ってくれました。
地球上の日本という国に暮し、同じように生きているのに、なんと果てしない
先を見すえて活動されているのか。『木』という材料を使い、家を作っている
私たちの胸に大きく響いたお話を聞くことができました。

 

 

 

 

家づくりをしていく上で、私たちシュウハウスが大切に考えている
『お客様の笑顔のために最大の努力を注ぐ』
この思いにプラスして、これからの地球の為に、いえ、、、、
そこまでまだ大きく考えることはできないかもしれませんが、
この日本、まずは高知県に住まう私たちが、「間伐材を使うなど、
今わたしたちにできること」を考え、取り入れていこうと思っています。

今回のニコルさんとのお話し、私、岡崎(紫)は強く衝撃を受けました。
これぞ私たちの歩むべき道だと思いました。

みなさま、本日は長文になりました。
貴重なお時間にお付き合いくださりありがとうございました。

 

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