理想の間取りは、今の暮らしの困りごとから見えてくる

こんにちは。アドバイザーの山脇です。

今日は昨日とは打って変わって大雨でしたね。少し肌寒く感じる一日でもありましたので、皆さん風邪などひかれませんよう、お気をつけください。

さて、家づくりを考え始めると、「どんな間取りがいいかな?」「収納はどれくらい必要かな?」「おしゃれな家にしたいな」と、いろいろな理想が出てきますよね。

もちろん、好きな雰囲気や憧れの暮らしを考えることも大切です。

でも実は、理想の間取りを考えるうえでとても大事なのが、“今の暮らしの困りごと”を見つめてみることです。たとえば、毎日の中でこんなことはありませんか?

朝の支度の時間に、洗面所が混み合ってしまう。洗濯物を干す・たたむ・しまう場所がバラバラで、家事が少し面倒に感じる。玄関に靴やバッグ、子どもの荷物が集まってしまう。買い物から帰ってきたあと、食品や日用品をしまうまでに何度も行き来している。こうした小さな困りごとは、毎日のことだからこそ、暮らしやすさに大きく関わってきます。家づくりでは、ただ広い収納をつくるだけでなく、「どこで使うものを、どこにしまうのか」「帰ってきてから、どんな動きをするのか」「朝の準備や洗濯が、どう流れるとラクなのか」を考えることが大切です。

不便だった経験こそ、家づくりのヒントに

ちなみに、私が以前住んでいたアパートでは、雨の日の子どもの乗り降りや、買い物後の荷物の出し入れが本当に大変でした。傘をさしながら子どもを降ろして、荷物も持って、濡れないように急いで家の中へ入る。小さなことのようですが、雨の日が続くと、それだけでも負担に感じることがありました。その経験があったからこそ、今の家ではガレージからそのままリビングに入れる動線をつくりました。車から降りて、雨に濡れずに家の中へ入れること。買い物袋や子どもの荷物を、そのまま室内へ運べること。実際に暮らしてみると、この動線は本当にありがたく、毎日の小さなストレスを減らしてくれています。家づくりでは、見た目のかっこよさや間取りの広さだけでなく、「雨の日はどう動くか」「子どもを連れて帰ってきた時にどう感じるか」「荷物が多い日はどこから入るとラクか」という、日常の場面を想像してみることも大切です。

 

使う場所の近くに、使うものを置く

また、わが家ではキッチン横にパントリーを設けています。

食品や日用品のストックをまとめて置けるので、買い物から帰ってきたあとの片付けもしやすく、キッチンまわりもすっきり保ちやすくなりました。

さらに、コンロのすぐ隣にオーブンレンジを置けるようにしたことで、電子レンジで温めた食材をそのままお鍋に入れたり、下ごしらえから調理までの流れがとてもスムーズです。

キッチンにはL字型の造作カウンターを設け、その下にゴミ箱スペースや炊飯器、取り皿を置く場所もつくっています。毎日使うものを、使う場所の近くに置けるようにしておくことで、料理中の動きが少なくなり、片付けもしやすくなります。こうした工夫は、特別なことのようでいて、実は「料理中に何度も行き来するのが大変」「ゴミ箱の置き場に困る」「取り皿をサッと出せる場所がほしい」といった、日々の小さな困りごとから生まれたものです。

今の暮らしを見つめることから始めてみる間取りは、見た目のかっこよさだけでなく、毎日の動きや家族の過ごし方に合っているかどうかがとても大切です。

「今の家で少し不便に感じていること」「できれば新しい家では解消したいこと」「毎日の家事や帰宅後の動きが、どうなればラクになるか」そういった暮らしの中の小さな気づきが、家づくりの大きなヒントになります。

理想の住まいは、特別なことからではなく、今の暮らしを見つめるところから少しずつ見えてきます。

見学会にお越しの際も、ぜひ「この間取りなら、自分たちの暮らしはどう変わるかな?」という目線で見てみてください。きっと、家づくりのヒントが見つかるはずです。

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